しいたけを使う料理は煮物や炒め物などのわき役が多いですが、知人のしいたけ農家のご主人から一番おいしい食べ方を教えてもらいました。炭火焼なので普段はなかなか出来ないと思いますが、バーベキューをする時の参考にしてください。
しいたけを焼くときのポイント
しいたけは「洗わない」
裏側の白いヒダ部分には旨味が詰まっています。水で洗うと旨味が逃げるので洗わないようにしてください。
汚れは、そっと軸を持って軽くたたいて落とすかキッチンペーパーなどで拭き取ります。できるだけ白いヒダの部分に触れないようにしましょう。
しいたけの裏側(白いヒダの面)から焼く
多くのレシピでは、「しいたけを裏返して焼く」(白いヒダの部分が上)と紹介されていますが、しいたけ農家直伝の焼き方は違います。
最初はヒダの部分を下にして焼きます。
その理由は、ヒダの部分には旨味成分のグアニル酸があるので、最初にヒダ部分をジュッと軽き旨味成分を閉じ込めてから裏返して焼くことで一番美味しくしいたけを食べられるからです。
ステーキなどのお肉を焼くときに表面を焼き旨味成分を閉じ込めるのと同じですね。
焼きすぎない
しいたけはさっと火を通すだけでOK。焼きすぎると苦みが出てしまうので注意しましょう。
必要な材料
- しいたけ
- 塩
- 醤油(お好み)
- バター(お好み)
しいたけは殆どが水分なので、焼くと縮んででしまいます。出来るだけ大きく傘が肉厚なものを選んでください。
作り方
しいたけは水で洗うと旨味が逃げてしまうので、洗わないようにしてください。軽くたたいて汚れを落とすか、キッチンペーパーなどで拭き取ります。

軸はコリコリして美味しい部分なので捨てないように。ギリギリで切り落とさなくても大丈夫です。
石づき(先っぽの固い部分)を切って、軸を半分にして一緒に焼いて美味しくいただきましょう。しいたけは石づきを取り除けばすべて食べられます。
しいたけのヒダ部分を下にして焼く。

トングでそっと裏返し表側を焼きます。
水分が多い椎茸の場合は、白いヒダの部分に水滴が出てきます。水滴が出てこない場合もしんなりしてくれば食べごろです。

まずは塩で。焼きたてに塩をふりかけて食べましょう。そのあとは、醬油味やバター味でも楽しんでください。

